奈良県指定無形民俗文化財
毎年7月7日、奈良県大和高田市南部の「奥田」の地で「蓮取り行事」がおこなわれます。
この蓮取り行事は役行者(えんのぎょうじや)の母・刀良売とらめ)にまつわる「一つ目蛙(かえる)」の伝承と、吉野山金峯山寺(きんぷせんじ)の「蓮華会(れんげえ)」に深いかかわりを持つもので、約1300年の歴史をもち、県の無形民俗文化財に指定(2004年)されています。
7月7日は、奥田の捨篠池(すてしのいけ)で蓮取り舟に乗って、古式にのっとりおごそかに蓮切りがおこなわれ、善教寺(ぜんきょうじ)に集まった修験者(しゅげんじゃ)達が、勇ましい法螺貝の音とともに、福田寺行者堂(ふくでんじぎょうじゃどう)から、役行者の母・刀良売の墓に詣で、蓮花を献じて供養します。
捨篠池に隣接する弁天神社では、護摩法要を営み、こののち、修験者一行は、吉野山金峯山寺・蔵王堂(ざおうどう)の「蛙とび行事」に参加、108本の蓮花は、修験者によって、翌日大峰山頂上までの祠(ほこら)に供えられます。
(平成20年7月7日 撮影)
|